出生前診断

出生前診断…それにより親は一生の十字架を背負うかも知れない。
貴方はそれでも受けますか?

出生前診断は、赤ちゃんの病気の有無について調べることができます。最近は高齢出産により、赤ちゃんが先天性の疾患を持って生まれてくるリスクが高まっている中で、妊婦さんにとって非常に重要な診断となっています。しかし、副産物として結果に対して思い悩んでしまったり、究極の場合は命の選別をしてしまうという重要な問題もあります。ここでは実際に出生前診断をした方の生の声をお届けすることであなたの参考になれば幸いです。

受けた検査(複数可)と受診したきっかけ、そしてその検査で何を調べようとしたのか教えてください

NTの数値が異常だったので、血液検査をしました。
その結果も良くなくて、確定診断として絨毛検査をしました。
高齢出産だったので子供に何らかの異常が出る割合は多いという前知識があったので、どちらにしても覚悟が必要だと思い血液検査をしました。
何も知らずに突然障害を持った子が産まれて来るよりも、分かる事は事前に判った方が良いだろうと思い、パートナーにも了承をもらって検査を受けました。
妊娠している子が妊娠中無事でいられるか、私自身が無事に妊娠を続けられるか、子供が無事に産まれる身体を持っているか調べたかったからです。
親族に障害を持った人は居ませんが、高齢での妊娠となり、その当時、高齢女性の卵子についてのニュースなどが多く扱われていたことも大きなきっかけでした。

検査結果が思わしくなかった場合、その後はどう行動するつもりだったのか、あるいは行動したのか教えてください

高齢出産だったので検査結果が思わしくなかった場合も多少覚悟はしていた。
そして、パートナーも同い年なこと、自分自身が大きな病気をしていた事、パートナーの親も含め、お互いの親が歳をとっている事など、色々と考えた。
何が幸せか、何が正義か、何が正解か。
色々と考えが答えは出ていた。
NTの結果ぎ異常数値だと分かった頃から、ずっと考えていた。
重度の障害をもつ子供ならば諦めようと。
結果、無事に産まれる事は難しい程の心臓の疾患が子供に見つかり、ドクターも話しづらそうだった。
自分勝手だとは思ったが、自分自身の身体のこと、将来のこと、パートナーをはじめとする周りの人間のこと、将来の生活のことなどを四六時中考え、悩みになやんで堕胎した。

検査前や検査後のあなたやパートナーの心の動きや会話など教えてください

高齢出産だったので今後の生活について不安があった。
近い将来、親の介護という役割も出てくるだろう。
自分自身もいつまで健康でいられるだろうか。
生活に困窮する事はないどろうか。
渦巻く不安。
障害を持った子が産まれた時、責任を持って育てることができるだろうか。
自分たちが早く死んだら?検査前から不安が渦巻いた。
NTの数値、血液検査の数値が良くなかったので確定診断として絨毛検査を受けた。
絨毛結果が出る前から、血液検査の数値等を見て、とある大学病院などが出している論文等と照らし合わせて、どういう結果になるかはだいたい分かっていた。
やはり、結果は最悪だった。
とても悲しかったが、産まれることができたとしても間違いなく重度の障害を持つと言われた子を育てる事は困難と考え私自身で堕胎を決めた。
パートナーは何も言えないと思ったので、考えを聞く前に自分の気持ちを伝えた。
私のセリフは確かこうだ。
「この子を産んでも皆がしんどくなると思う。
この子の将来を見届けられるかも分からん位、私らは歳をとっている。
お互いの親も歳をとってる。
色々考えてこの子がうまれたとしても育てるのは無理なので、凄く勝手だけど堕ろすことにします。
」淡々と伝えた。
確定診断がでるまで何度悩み、どれだけ眠れない夜を過ごし、泣き続けたかわからない。
もう、考えたくなかった。
今も思い出したくない。

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